「オリパって違法じゃないの?」と疑問を持っている方や「オリパは買わないほうがいい?」と不安に感じている人は多いと思う。
結論から言うと、2025年現在「オリパ」という商品自体は違法ではないため、信頼できる販売元から購入すれば問題はない。
この記事ではオリパが「違法」「買わないほうがいい」と言われている理由を解説。
また安全にオリパを楽しむための心得を共有しておこう。
【結論】オリパは違法ではない
X上では「ポケカの100万円以上の価値あるカードが2,000円で当たった」などの口コミも見られる。
このように高額カードが安価で手に入るかもしれないというギャンブル的な要素があるのも事実。
しかし、
法律の専門的な観点から見ていくとオリパが法律に違反する明確な根拠はないということがわかってくる。
オリパはなぜ違法ではないのか?
以下の3つの観点から見ていこう。
賭博に該当しない理由
オリパが違法ではない理由の一つ、それは賭博罪に該当しないというもの。
経済産業省「1 賭博罪をめぐる論点について」では以下のように記されている。
刑法 185 条は「賭博をした者は、50 万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の
娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない」と規定する。
「賭博」とは、2 人以上の者が、偶然の勝敗により財物や財産上の利益の得喪を争う行為
をいう。①「偶然の勝敗」により、②「財物または財産上の利益」について、③「得喪を争
うこと」が具体的な内容である。
つまり「オリパを買う」という行為が金品を賭けて争うということにはならない。
賭博の場合は負けたら掛け金が完全に没収され何も手元に残らない可能性がある。
しかしオリパの場合、
販売側が利益を得て、買い手側はオリパという形でカードを手に入れることができる。
そのため、どちらか一方が金品を失うということにもならない。
このような理由からオリパは賭博に該当しないため、違法ではなく、オリパを販売・購入したからといって法規制の対象になることもない。
景品表示法との関連性
次はオリパと景品表示法との関連性について。
e-GOV法令検索サイトでは景品表示法に関して以下のような記載がある。
(景品類の制限及び禁止)
第四条 内閣総理大臣は、不当な顧客の誘引を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を確保するため必要があると認めるときは、景品類の価額の最高額若しくは総額、種類若しくは提供の方法その他景品類の提供に関する事項を制限し、又は景品類の提供を禁止することができる。
「景品類の制限及び禁止」とは、商品購入の「おまけ(景品)」として提供するものの最高額などを定めるもの。
オリパの場合、封入されているカードは「おまけ(景品)」ではなく商品そのものと解釈される。
そのため、オリパは「景品類の制限及び禁止」には該当しないということになる。
(不当な表示の禁止)
第五条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
二 商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの
「不当な表示の禁止」とは、消費者に誤解を与えるような不当な表示を禁止するというもの。
オリパで言うと「がんばリーリエ封入!と謳っておきながら実際にはがんばリーリエが封入されていない」など、
不当な表示として景品表示法違反になる可能性がある。
このようにオリパという商品が違法ではなくても、オリパを利用して違法行為をはたらく販売業者がいるため注意しなければならない。
当たり確率の表記について
「当たりカードはどのくらいの確率で引けるのか?」
オリパを購入したことがある人なら、誰でも気になったことがあると思う。
実は、オリパの販売業者が当たりカードの封入率を具体的に表示する義務はない。
つまり、
オリパの確率表記がなくても、それ自体が違法になることはない。
ただオンラインオリパなどでは、ユーザーの不安を払拭し信頼を得るため、
「○○回に1回の確率で○○が当たる!」
といった具体的な表示を加えてオリパを販売している業者が増えてきている。

当たり確率がはっきりしているオリパを引きたい人はオリパサイトを利用してみるのもおすすめ!
オリパが違法と言われる理由
オリパという商品に違法性はない。
だが過去の炎上事件やオリパが持つギャンブル的要素から世間に「オリパは違法」といったイメージが根付いているのは事実。
ここからは以下の3つに分けてオリパが違法と言われる理由を解説していこう。
当たりカードが入っていないという疑念
正直なところ、オリパに当たりカードが入っているかどうかは確かめようがない。
実際に入っていたとしても他の人がすでに当たりを引いている場合もある。
特にオリパサイトでは、総口数や残りの口数など表記されていてもすでにどの当たりカードが引かれたかどうかはわからない場合が多い。
過去の詐欺事件の影響

過去にオリパを利用した詐欺事件がいくつも発生しており、これがオリパは違法と言われる要因の一つとなっている。
画像のツイキャスでの不正は一例にすぎず、たびたびオリパに関するトラブルがネット上で散見されている。

特に個人販売のオリパでトラブルが多いね。
ニブイチオリパなどのギャンブル要素
ニブイチオリパとはニブイチ(2分の1の確率)で当たりが引けるオリパで、その性質上、当たりとハズレのカードの価格差が大きいのが通例だ。
実際に我々オリパGメンがポケットクロスというサイトで引いたニブイチオリパを例に解説しよう。

ご覧の通り1回20,000ポイントで引けて、当たりの場合は倍近い39,000ポイントが返ってくる。
だがハズレの場合はたったの100ポイント。
仮に単発勝負で外した場合は一瞬で2万円が泡になって消えてしまうのだ。
このようにギャンブル要素の強いオリパがあることで、「オリパは賭博罪」引いては「違法」というイメージを持っている人も少なくはない。
オリパは今後法規制される?
2025年9月現在、オリパは違法ではないため法規制の対象にはならない。
これは近年、ものすごい速さで拡大しているオリパ市場に法律側が追い付いていないというのもある。
今後、消費者庁などの公的機関からオリパに関して規制が敷かれる可能性は充分にあるため、新たな動きがあり次第この記事でも追記していこう。
オリパは買わないほうがいい?安全に購入するためのポイント
「違法」や「賭博罪」など悪いイメージがつきまとうことで「オリパは買わないほうがいい?」と懸念する人も少なくない。
正直なところ、
オリパは信頼のできる販売元から自分の用途に合った商品を選べさえすれば購入しても問題はない。
ここからは以下の3つに分けてオリパを安全に購入するためのポイントを解説していく。
古物商許可があるか確認する

中古の商品を営利目的で売買する場合「古物商許可」が必要になり、オリパも例外ではない。
オンラインオリパや通販オリパの場合、ホームページの「特定商取引」のページで古物商の有無を確認できる。

気になっているオリパの販売元がしっかり許可を得ているかどうか、まず見てみるといいだろう。
メルカリなど個人販売のオリパは買わない

メルカリの規約でオリパや福袋の類の「中の商品の名称が不明」だったり、写真がない商品の出品が禁止されている。

販売媒体の規約に違反する商品を買わないのは当たり前だよね。
また個人のオリパ販売者は、古物商の有無や取引実績など信頼性のある情報に欠ける場合が多いためおすすめしない。
法人運営のカードショップやオリパサイトを利用する

法人企業が運営するカードショップやオリパサイトならトラブルに巻き込まれるリスクも極端に少ない。
また、我々オリパGメンでは自らオリパサイトに課金してガチャを引く自腹検証も行っている。
本当に当たりが引けるサイトを知りたい人はぜひ参考にしてくれ!

自腹で検証したからこそ、本当に当たりを引けるサイトを忖度なく紹介してるよ!

おい、出費したのは俺だぞ。
ちなみにポケパ365の検証では唯一1等が引けているため、今一番おすすめできるサイトだ。
まとめ:オリパは違法ではないが悪質な販売元からは買わないほうがいい
結論、オリパは違法ではない。
だがオリパという商品自体に違法性はなくても、オリパを使って違法行為をはたらく悪質な販売元が存在するのも事実。
個人販売は避け、古物商許可証の有無や法人運営を基準にオリパを購入しよう。

元カードショップ運営者でポケモン歴25年以上の阿土川。現在「オリパGメン」を運営し、オンラインオリパの評判・口コミ調査やクーポン・キャンペーン情報、オリパ関連の ...